sitesearch
サイトの検索

 
 
ようこそ www.mirtoselect.com
 

この新規分析法に関するPDFパンフレットをダウンロードしてください。

2005年7月18日

ビルベリー抽出物: 本物だけを!

イタリア企業インデナによる検証済みの新規HPLC法


インデナは、植物原料と抽出物の両方に含まれるすべてのビルベリーアントシアニンの同定と直接定量を行える高速液体クロマトグラフィー法 (HPLC法)を開発し、バリデーションを行っている。この革新的なキャラクタリゼーション法は、ビルベリー抽出物の有効成分の分析測定においてよく知られた問題に対する有効な解決策を与えてくれる。 これら抽出物は、健康野菜並びに血管障害や視力障害の治療用としての医薬品市場で広く使用されている。



これら抽出物の薬効の多くを占める主要活性成分は、大半の花や果実の赤、ピンク、藤色、紫、青、またはスミレ色を生み出す天然色素であるアントシアニン類である。糖類に抱合されるフラボノイド分子によって形成されるこれらの化合物は強力な抗酸化剤およびホスホジエステラーゼ阻害剤として作用し、従って、毛細血管抵抗性と毛細血管透過性の改善において特に有効である。

アントシアニジン類は、通常、ビルベリー抽出物に少量含まれている、糖成分を含まないアントシアニン類であり、誤った抽出物の製造および/または保存の際に発生するアントシアニン分解産物とみなすべきである。

差し当たり、アントシアニン類を評価する上で最も一般的な分析法は、可視部位で検出することでアントシアニン類の定量を可能にする紫外線可視分光光度法である。
この分析法は広く用いられてはいるものの、特異性に欠け、各々のアントシアニンを同定することができない。その結果、各種の植物原料(ラズベリー、ブラツクベリー、ブラックロラント、エルダーベリー等)から作られたアントシアニン抽出物を検出するのは不可能である。

アントシアニン抽出物の標準化でベストな技法は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)であり、これであれば、個々のアントシアニン類の評価ができる。但し、この分析法は再現性が容易ではなく、すべての成分の完全な分離も難しい。

紫外線可視とHPLC法を簡便化するために、元の抽出物を酸加水分解により手を加えて、すべてのアントシアニン類をアントシアニジン類に変換する方法がしばしば取られている。 文献でも報告されているように、これらの方法は、加水分解によりアントシアニン類を形成し、また、当該抽出物中にプロアントシアニジン類が存在する場合にはアントシアニン含量の過大評価に繋がるため、満足する方法とはとても言えない。更に、この方法では抽出物分解のマーカーであるフリーアントシアニジンの実際の含量を定量することができない。

インデナによる新しいHPLC法は、こうした分析上のすべての問題を解決するものである。再現性の良さと特異性が高いため、この方法により当該抽出物の製造に使われる植物原料を明確に同定すること、並びにこれら抽出物の組成の評価が可能となり、かくして、高度の製品一貫性と品質を提供できるようになった。

近年、イタリア薬局方に採用されたこの新分析法は、2005年8月21日~25日にフィレンツェのコングレスセンターで開催された第53回欧州薬用植物研究学会総会で発表された。


この分析法で得られた標準的なHPLCプロフィール

Press Contacts
Cohn & Wolfe Milan
Laura Faravelli laura_faravelli@cohnwolfe.com 
Lorenzo Petracco lorenzo_petracco@cohnwolfe.com
Tel.+39 02 202391

BACK