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各種の網膜症、単純緑内障や中毒性弱視等重症の眼病状において、アントシアニンエキスが網膜血管レベルでの変化を緩和させる、あるいは、視野の低下を予防することが報告されている。 糖尿病性網膜症の治療における36%ビルベリーエキスの持つ潜在的有効性が180日間480 mg/日の経口投与を受けた2型糖尿病および非増殖網膜症の患者で評価された。眼底検査が投与前、投与中および投与後で実施された。その結果、ビルベリーエキスは、網膜出血の顕著な減少ないし消退を伴って網膜症において明らかな改善をもたらした。(図1)

投与前および投与後における患者3名のカラー網膜撮影




図1



プラセボ対照二重盲試験において、糖尿病性または高血圧性網膜症のいずれかの患者40名が320 mg/日の36%ビルベリーエキスまたはプラセボの経口投与を30日間に渡って受けた。投与前および投与後に検眼鏡検査と蛍光眼底撮影検査が実施された。 その結果、眼科的および血管造影パターンでの有意な改善が投与を受けた患者の77~90 %で認められた。
更に、比較的早期の糖尿病性網膜症の患者40名を対象に行われた試験において、ビルベリー36%エキス(320 mg/日、経口)またはプラセボが12ヵ月間に渡って投与された。
蛍光眼底撮影検査が投与開始時と終了時に、また、検眼鏡検査が3ヵ月毎に実施された。
その結果、当該ビルベリーエキスの投与により患者の半数で透過性変化の指標である後極での硬性白斑の退行の促進をみた。これに対して、プラセボ投与の患者では僅か2割でポジティブな結果が得られたに留まった。

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